鍵のお手入れには潤滑剤がいいと言われています。
しかし、実はこれがトラブルの原因となるのです。鍵が故障する可能性もあります。
グリスやシリコーン潤滑剤を鍵穴に吹き付けるとその時はスムーズに動くようになるのですが、しばらくするとほこりが溜まって鍵穴がつまってしまいます。
鍵穴のメンテナンスには鍵専用の潤滑剤を使いましょう。そうでないと精密で密閉構造になっている鍵はこわれてしまいます。
簡単にできるお手入れ方法としては鉛筆の芯がおすすめです。鉛筆の芯に含まれている黒鉛が自己潤滑してくれるので鉛筆を鍵の溝にこすりつけるだけで鍵がスムーズに動くようになります。
車やバイクの鍵であれば潤滑剤を使ってお手入れすることができます。これらのシリンダーには水抜きという埃や水の抜け穴があるので住宅の鍵ほど密閉されていないためです。
お手入れの手順としてはまずブレーキクリーナーを鍵穴に吹き付けます。これによってシリンダーのなかの油や汚れを洗い流すことができます。
さらにエアーダスターを吹き付けます。油や汚れをシリンダーの外に吐き出すことができます。ダスターを使った後は乾燥させるために一分ほどおいておきましょう。
ちなみに掃除機を押し当てて鍵穴の埃をとることもできます。
鍵自体は歯ブラシを使って掃除します。キーのくぼみのところには汚れがたまっています。ブラシを使って掻き出しましょう。
鍵を抜き差しして動きがスムーズになったようであれば潤滑剤を一度吹き付けて下さい。
鍵や鍵穴には思った以上に埃が溜まっています。鍵自体が擦れて金属のカスが出ることもあります。
また、道路沿いの家だと粉塵がたまったり、海沿いの家だと塩が溜まることがあります。
家の中で換気扇やクーラーを使っていると外からの埃を鍵穴から吸い込んでしまうこともあるのです。